history for peace’s blog

このブログでは、history for peace がイベントのお知らせや活動報告を随時配信していきます。

開催報告】オンラインで話してみよう~みんなが“聞いた”戦争体験 Vol.3~(2021年3月21日開催)

これまでに2回、「オンラインで話してみよう~みんなが“聞いた”戦争体験」を開催したところ、大変好評だったため、去る3月21日(日)、第3回目となる「オンラインで話してみよう~みんなが“聞いた”戦争体験」を開催しました。

 

前回まではご希望のお話を選択して頂き、参加者をグループ分けしておりましたが、今回は全ての参加者で第一部、第二部合わせて2名のお話を伺いました。お話のテーマは以下の通りです。

 各テーマの概要はこちらをご覧ください。

 <第一部> 戦争と水俣病、その加害と被害

永野三智さんには、運営する「水俣病歴史考証館」を動画を交えて案内して頂きました
運営されている「水俣病歴史考証館」を動画を交えて案内して頂きました。

 

<第二部>原爆詩「ヒロシマの空」を書いた祖母

お祖母様が書かれた原爆詩「ヒロシマの空」をZoomで朗読して頂きました。

 

 
今回の参加者は25名でした。学生が約1/4と比較的多めで、他は20代の社会人から70代の方まで、多様な世代の方にご参加いただきました。
 
また、前回と同様、終了後に30分間のフリートークの時間を設け、自由に話し合いました。
 

 
参加者の満足度は高く、アンケートでは「満足した」と「ある程度満足した」を合わせて85%に上り、全員にそれなりに満足していただくことができました。
 
アンケートから、主なものを抜粋して紹介します。
 
<感想>
  • 2回目の参加です。お話の内容のみならず、伝えてくださった永野さん・中山さんの思い、参加された皆さんの意見も素晴らしかったです。
  • お若い方もしっかり考えているということに、大変希望を感じます。
  • 自分の親族の戦争体験談もなるべく早くに聞いてみようと思ったと同時に、暗い話だけではなく当時の何気ない日常について聞くことも大切なのだと気づかされました。
  • 戦争に関して加害と被害の両面を捉えることで、これまで持っていたイメージが覆され、より考察を深めるきっかけになりました。
<イベントの趣旨・形式について>
  • こうしたzoomによるトークセッションで初めて議論が深まったと感じました。
  • 時間の進行やマネージがしっかりしており、建設的な議論だったと思います。
  • 継承も含め悩んでいる若い人がこうして集まっていろいろ勉強するというのは、とてもいい機会になっていると思います。
  • 伝え聞きは、震災の伝承など他の分野にも共通すると思いました。
  • グループに分かれての質疑応答がとても有意義な時間でした。
 
今回の報告は以上となります。
history for peaceでは、今後も本イベントを継続していきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。